【一気読み必至】間違いないおすすめミステリー10選(前編)

ミステリーって良いですよね。私のミステリー小説の始まりはいつだったか、ブックオフで何となくタイトルに惹かれて購入した貫井徳郎の「私に似た人」でした。あまりの面白さに一日で読み切り、なぜこんなにも面白い娯楽をこれまで見逃していたのか、と後悔さえ生まれたのを覚えています。それからというもの、ブックオフと紀伊国屋へ足繫く通い、すっかりミステリーの虜となってしまいました。

膨大にありすぎて、まだまだ自分としてもあれも読みたい、これも読みたいと思うものが大量にありますが手始めに、誰が読んでも面白い、間違いないおすすめミステリーを紹介したいと思います。ここで紹介するミステリーとは、いわゆる本格、新本格などの様式にはこだわらず、あくまでミステリー要素が入っている小説、という意味合いなのでそのあたりはご容赦ください。

わたしの文章力では魅力が伝わり切らないかと思いますが、面白さは保証します。まだ未読のものがあればぜひ読んでみてください。

殺戮にいたる病-我孫子武丸-

あらゆるミステリーランキングの常連。最後の1ページで世界がひっくり返るどんでん返しの醍醐味が凝縮された一冊。

再読すると、いたるところに伏線が散りばめられており、トリックを知った後も楽しめます。どんでん返しが派手になればなるほど、フェアさが無くなってしまう作品もありますが、この作品は「トリックも派手かつ、気づけるポイントもしっかり用意されている」点がポイント高いです。

ちなみに少しグロい描写があるのでそこだけは人を多少選ぶかもしれません。

64-横山秀夫-

僕の大好きな作家、横山秀夫から一作。警察小説を書かせたら右に出るものはいないと言われる横山秀夫。その凄さは刑事以外を主人公にして書ける、というところにあると思います。

64の主人公、三上も刑事ではなく広報官という立場。警察と警察担当の記者達との間を取り持つ役職なのですが、その記者との駆け引きだけでもお腹いっぱい。メインの事件以外で1作品書けるんじゃないかという完成度です。後半のスピードアップも読みごたえたっぷりの徹夜本です。

ちなみに、横山秀夫はもはや全作品ぶっちぎりで面白いので何を読んでもいいです。半落ち、クライマーズ・ハイ、第三の時効、ルパンの消息など、良作目白押しです。

新世界より-貴志祐介-

ダークファンタジーの最高峰。今から1,000年後、サイコキネシス能力を手にした人類によって支配された世界。序盤こそ世界観と人物の描写に時間を割いて間延びするところもありますが、中盤以降は息もつかせぬ展開。完璧と思われた世界の秘密がひとつひとつ明らかになり、根底から崩れ去っていく絶望感がたまらない。

なんてことないようなセリフも緻密に後半への伏線となっておりミステリー要素もしっかりあります。「約束のネバーランド」「わたしを離さないで」なんかが好きな人はぶっ刺さると思います。これも簡単に徹夜できます。危険です。

ハサミ男-殊能将之-

叙述トリックといえばこの作品。トリックの手法としてはそこまで珍しいものではないんですが、簡単に騙されました。終盤で「え、ちょっと待って…」と言いながらページを戻る人がこれまで何人もいたんじゃないかと思います。トリックを知った後の伏線の答え合わせが抜群に楽しい一冊です。

ミステリーとしての面白さもさることながら、どことなく軽くてコミカルなキャラが良い。あと、名作小説は食べ物描写が良い、と勝手に思い込んでいるのですがそこもちゃっかり満たしていてグッドです。

ちなみにこのハサミ男、まさかの映画化されてるんですよね。個人的には映像化不可能だと感じたので、どうやって物語を組み立てたのか気になります。乾くるみのイニシエーションラブも映画化されていましたが、叙述トリックを映画化するという発想には脱帽です。

火車-宮部みゆき-

「このミステリーがすごい!ベストオブベスト」で1位を取った名作。年間ではなく20年間の1位ですからね、半端じゃないですよね。一言で言えば「超正統派」。数多の謎に対して、少しずつ推理を伸ばして着実に事件を紐解いていく王道作品です。何より賞賛すべきはそのテンポ。次々と気になる謎が現れ、軽すぎず、それでいて間延びもしない絶妙なテンポでグイグイ読めます。

極端にキャラ立ちが良いわけではない(超失礼)のですが、圧倒的な構成力で読ませてくれるとんでもない作品です。終わり方には賛否両論ありますが、みなさんはどうでしょうか。

もしかめ

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ミステリー大好きもしかめが、読んだ本や日常などをだらっと記録していくブログです。

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