湊かなえ『リバース』感想レビュー コーヒーとミステリー好きにはマスト!読み終えた頃にはコーヒーが飲みたくなります

こんにちは、もしかめです。早いもので、8月ももう終わりですね。基本的に夏は暑いので嫌いなのですが、それはそれとして、一つの季節が終わるのは寂しさがありますね。

Nのためにのドラマを観て感動し、湊かなえさんの作品を改めて読んでみるかー!と思い購入した一冊。

美味しそうなコーヒーと、湊かなえさんお得意のイヤミスが見事に融合。どちらも好きな私としてはたまらない作品でした。

あらすじ

深瀬和久は平凡なサラリーマン。自宅の近所にある“クローバー・コーヒー”に通うことが唯一の楽しみだ。そんな穏やかな生活が、越智美穂子との出会いにより華やぎ始める。

ある日、彼女のもとへ『深瀬和久は人殺しだ』と書かれた告発文が届く。深瀬は懊悩する。遂にあのことを打ち明ける時がきたのかーと。

感想レビュー

これと言った取り柄もなく、ぱっとしないサラリーマンの深瀬が主人公。そんな深瀬の数少ない親友の広沢が、ゼミ仲間5人で行った旅行先で、ある事故によって死んでしまう。

その事故には後ろ暗い事情があったものの、月日も経ち、趣味のコーヒーを楽しみながらまあまあな毎日を過ごしていた深瀬。そんなさなか、1通の手紙が届きます。

『深瀬和久は人殺しだ』

深瀬の人生において、人殺し呼ばわりされるなら広沢が死亡したあの事故しか無い。

告発文を受け取った深瀬は送り主を見つけるため、そして、自分にとって1番の親友であった広沢がどんな人物だったのかを知るために単身調査に乗り出します。

調査を進めていくにつれて、自分が広沢について何も知らなかったことに気づき、落ち込む深瀬。

自分にとって大切な人。その人から見て、自分は同じように大切な人でいられているのか。同じような感情を抱いたことある人って多いと思うんですよね。

大切な人、なんて大げさに言わずとも、自分は仲の良い友達として真っ先にあげる友達がいるけど、その子からしたら自分は1番には選ばれないだろうな、という確信。

私は心当たりがあり過ぎるので、感情移入してしまいました笑

そんな広沢は、何に対してもおおらかで、誰にでも好かれる。でも、自分の意思は控えめで、誰にも心を開いていない。

広沢にとって、深瀬はどんな存在だったのか、少しずつ紐解かれていくところは興味深く読めました。深瀬も聞き取りを進めていくにつれてちょっとずつ成長してるし…笑

そして告発文を送ってきた犯人を見つけ出し、一件落着! …とはならない。

徐々に成長を見せ、光が見えてきた深瀬が辿り着いた真相はあまりにも…。

個人的には、こういう展開であって欲しいなあという所にストンと着地してくれた感じで、気持ちよかったです。

ストーリーも良かったですが、今作はなんといってもコーヒーですよ。深瀬や、深瀬が足繁く通う珈琲屋さん『クローバーコーヒー』のマスターや奥さんが入れるコーヒーがとにかく美味しそう。

特に、たびたび出てくる蜂蜜入りのコーヒーは、美味しそう過ぎて試してみたいですね。クローバーコーヒーみたいなお店、近くにあったりしないのかなあ。

コーヒーとミステリーという、どう考えても相性抜群な2つが合わさった空気感だけでも個人的には満足出来てしまいました。

皆さんも、ぜひお気に入りのコーヒー片手に読んでみてはいかがでしょうか。

それでは今回はこの辺で。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

もしかめ

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ミステリー大好きもしかめが、読んだ本や日常などをだらっと記録していくブログです。

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